ロジカル・シンキングとは論理的思考 Logical thinking という意味です。
世の中には多くの情報がありますがそれらの情報をフレームワーク(枠組み)にしたがって整理・分析するさまざまなスキルがあります。これらのスキルを使うことによって、因果関係を明快化し、問題解決策を導き出すことが可能になります。意思決定や交渉、プレゼンテーションの際にも活用できます。
具体的にはMECEやピラミッドストラクチャー Why so? So What? など以下を参照してみてください
★カール経営塾動画★でもご説明しました!
MECE(ミッシー)Mutually Exclusive Collectively Exhaustive https://www.carlbusinessschool.com/business/strategy/mece/
ピラミッドストラクチャー(構造化) Pyramid Structure https://www.carlbusinessschool.com/business/strategy/pyramidstructure/
Why so? So What? https://www.carlbusinessschool.com/business/strategy/whysosowhat/
しかし一方でみんなが同じ結論になってしまうという欠点も指摘されています。
このため新規事業など新しい発想には水平思考などが有効だとされています。
水平思考は イギリスのエドワード・デ・ボノが提唱した発想法です。
ロジカルシンキングのような既成の枠組みに従って考えること(垂直思考)から離れ、さまざまな角度から自由に思考をめぐらせることで、新たな発想を導き出します。ロジカルシンキングでは誰もが同じような結論に至ってしまうため新しい発想が生まれにくいとの指摘があります。
『コトラーのマーケティング思考法』によれば、水平思考は、次の3つのステップで実行します。
1 フォーカスを選択する
フォーカスとは思考の対象として注目すべきのこと。そのフォーカスの特性を考えます。たとえば花なら「香りがいい」「色がきれい」「枯れる」などです。
2 水平移動により、ギャップ(=刺激)を誘発する
1で考えた特性を一つ選び出し、変化を加えます。
変化のさせ方には、「逆転」「代用」「結合」「強調」「除去」「並べ替え」の6つがあります。
たとえば、花の特徴である「枯れる」を「逆転」させると、「いつまでも枯れない」となります。フォーカスしたもの(花)とここで導き出したキーワード(いつまでも枯れない)には隔たりがあることから「ギャップ」と呼びます。
3 ギャップを埋める方法を考える(連結する)
たとえば「花」なら、「いつまでも枯れない」方法を考えるのです。すると、「枯れない花=造花」などの答えが出てくるわけです。
さらに「バレンタインデーに最愛の人にバラの花を送る」ことを、水平思考で考えてみると……
「逆転」→バレンタインデー以外の日にバラの花を贈る
「代用」→バレンタインデーにレモンを贈る
「結合」→バレンタインデーにバラの花と鉛筆を贈る
「強調」→バレンタインデーに何十本ものバラの花を贈る。もしくは1本だけ贈る(縮小方向の強調)
「除去」→バレンタインデーにバラの花を贈らない
「並べ替え」→バレンタインデーに、男性が女性にバラの花を贈る となります。
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