Googleが2年以内にクッキーのサポートを完全廃止という衝撃的なニュースが飛び込んできましたね!予想はされていましたがついに!という感じです
ネット広告会社は存亡の危機?!Googleが2年以内にクッキーのサポートを完全廃止Googleは1月14日に同社のWebブラウザであるChromeでのサードパーティークッキー(Cookie)のサポートを2年以内に完全に廃止すると発表しました。
すでにAppleは同社のWebブラウザFirefoxについてデフォルトでサードパーティークッキーをブロックしていますが、市場の6割を占めるといわれているGoogleのChromeでも廃止となる予定です。現段階でもChromeの設定をユーザーがブロックすることはできますが今後はデフォルトでブロックされることになります。
これによって、インターネット広告会社には抜本的な対応策が求められることになりそうです。また自社サイトや自社メディアの構築の重要性が増してくるのではないかと考えます。
クッキーとは、Webサイトを見たときにWebブラウザ側で作成されるデータであり、閲覧履歴ユーザー情報を保管する仕組みです たとえばログインしたサイトに再度アクセスした際にログイン状態が保たれているのはとても便利ですね これはまさにクッキーを活用しているわけです
このクッキーの情報は実はネット広告にも活用されています。
例えば、車の販売サイトを閲覧したあとに、他のサイトを見たらまた車の広告が出ていることに驚いた経験はあるのではないでしょうか?
もちろんこうしたクッキー情報はブラウザーの設定で削除したりすることはできます
少なくとも小生は定期的に削除していますが多くの人はそのままなのではないでしょうか?
これがサードパーティクッキーの利用によるものです
サードパーティパーティクッキーとは?
あなたが閲覧したサイトのドメインから発行されているクッキーはファーストクッキー。それ以外はサードパーティクッキーと呼ばれます。
今回問題となっているのはこのサードパーティクッキーで、複数のサイトからクッキーを発行して、トラッキングすることで個人を特定するような仕組みができているのです。
複数ドメインを横断的に提供している場合もこの仕組みを使っている場合があります。
ユーザーとしては便利である一方でプライバシー保護の観点から規制がされつつあります。
とくにEUにおいては、一般データ保護規則(GDPR)、Cookie lawが施行されており、ユーザーをトラッキングする際にクッキーを利用する場合にはユーザーからの承諾を得る必要があります。
以前小生もサンマイクロシステムズにおけるシングルサインオンのプロジェクトにおいて、プライバシーに関するワーキンググループのメンバーとして参加していましたが、欧州委員会の厳しい問い合わせがあり、それはそれは厳しい指摘を多数受けました。(汗)
AppleのSafariにはすでにサードパーティークッキーはすぐに破棄するような設定がされていると報道されています。さらにファーストパーティークッキーも30日後に破棄するようです。Firefoxでも利用者特定のためのサードパーティークッキーをブロックできるようになっている模様です
今後ネット広告の会社は2年以内に抜本的な対応をする必要に迫られてくるでしょうもちろんサードパーティークッキー以外にも個人を特定する技術に近いものはあります
たとえばフィンガープリンティングという技術がありますがあくまでも推測することができる技術といわれており端末や個人の特定までには至らないとされています。
またログリーというマザーズ上場企業の株価はストップ高となりました。同社は、「cookie(クッキー)」を用いないでユーザー属性やデジタル行動などの分析・推定を行う技術で特許を保有するとされるとのこと
小生もドコモにいた際にUIDとか(User ID)とか端末IDとかどこに紐づけするのかという問題はしばしば議論になったことを記憶していますが、今後ネット広告の会社は抜本的な対応策を考えないと相当に深刻な事態になる危険性があるのではないかと思います。
ユーザーとしてはもちろんプライバーの観点から望ましいのですが、一方で不便な点も出てくる可能性があるでしょう。
なおGoogle自体の広告ビジネスには影響が出ないだろうと予測されていますが、むしろ他の広告会社からGoogleへと予算が振り分けられる可能性もあるのではないかと穿った見方もしてしまいそうですね!
★カール経営塾動画無料!メルマガ★ https://floral-sun-7732.ck.page/89bf136eaf
How Can We Help?
-
経営学用語
- AIサーバー GPUサーバー
- AI半導体AIアクセラレーター、ファウンドリー
- AI開発プラットフォーム
- GPU(画像処理半導体 Graphics processing unit)
- RAG (Retrieval Augmented Generation、検索拡張生成)
- インスタンス
- クラウドコンピューティング
- システムインテグレーター (Sler)
- シンギュラリティ (singularity)
- スケーリング則(Scaling Laws for Neural Language Models)
- ディープフェイク Deep Fake
- トランスフォーマー
- ファインチューニング
- マネージドサービス
- マルチモーダル
- 動画生成AI「Dream Machine」
- 大規模言語モデル (LLM) パラメーター数
- 生成AI
- EBITとEBITDAの違い
- NFT(Non-Fungible Token 非代替性トークン)
- SPAC スパック Special Purpose Acquisition Company 特別買収目的会社
- 「銀行業高度化等会社」とは
- 【決定版】企業価値算定DCF法CAPM ベータ値WACCとは
- オプション取引 コールオプション&プットオプション Option
- オープンAPI Open API
- キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)とは
- スワップ取引とは SwapTransaction
- テーパリング Tapering
- デリバティブとは derivative
- ハードフォークとソフトフォーク(暗号資産 仮想通貨)
- バリュー・アット・リスク Value at Risk(VaR)
- ビットコインとブロックチェーン Bitcoin&Block chain
- フィンテックベンチャー
- ブラック・ショールズ・モデル B&S Model
- リアル・オプション real option
- 一株当たり純資産とは Book-value Per Share(BPS)
- 会社のねだんの決め方~企業価値算定3つの方法 Valuation
- 会計とファイナンスの違い Accounting&Finance
- 債券とは 格付けとは
- 先渡取引とは Forward transactions
- 固定比率とは Fixed ratio
- 固定長期適合率とは fixed long term conformity rate
- 売上高営業利益率とは Operating Profit Ratio
- 売上高売上総利益率とは
- 売上高経常利益率とは ordinary profit ratio
- 当座比率とは Quick assets ratio
- 投下資本利益率(ROI)とは Return on investment
- 投資銀行(Investment Bank)&証券化
- 株主資本比率(自己資本比率)とは Capital ratio, Equity ratio
- 株価収益率(PER)とは Price Earnings Ratio
- 株価純資産倍率(PBR)とは Price Book-value Ratio
- 流動比率とは Current Ratio
- 現在価値とは何か? What is Present Value?
- 総資本回転率とは total asset turnover
- 総資産利益率(ROA)とは Return on assets
- 負債比率とは Debt Equity Ratio
- 財務諸表とは?BS PL CS
- 責任銀行原則 Principles for Responsible Banking
- 資本(自己資本)利益率(ROE)とは Return on Equity
- 配当性向とは Payout Ratio
- 金融工学とは financial engineering
- 銀行の機能とは? 金融仲介・信用創造・決済機能
- 1株当たり純利益とはEarnings per Share(EPS)
- 3つのコーポレート・ファイナンス Corporate Finance
- Alexa Rank(順位)
- DaaS Device-as-a-Subscription
- DSP SSP RBT DMP
- KGI KSF KPIの設定
- LPO Landing Page Optimization
- PASONA(パソナ)の法則 Problem Agitation Solution Narrow down Action
- RFM分析 recency, frequency, monetary analysis
- ROS/RMS分析 ROS/RMS Analysis
- SEOとSEMの違い Search Engine Optimization Search Engine Marketing
- 【まとめ】インターネット広告における主な指標 advertisement indicator
- アトリビューション分析 attribution analysis
- アドネットワーク advertising network
- アドベリフィケーション Ad-verification
- アンバサダー、アドボケイツ、インフルエンサー Ambassador Advocates Influencer
- インターナルマーケティング7つの方法 Internal Marketing
- インバウンドマーケティング inbound marketing
- エスノグラフィ(行動観察法)ethnography
- ゲリラ・マーケティング Guerrilla marketing
- ゲーミフィケーション Gamification
- コトラーの「純顧客価値」とは Net Customer Value
- コトラーの競争地位別戦略 Kotler’s Competitive Position Strategy
- コピーライティング Copywriting PREP法
- コーズ・リレイテッド・マーケティング Cause-related marketing
- サービスマーケティング service marketing
- サービス・ドミナント・ロジック Service Dominant Logic
- サービス・プロフィット・チェーン Service Profit Chain
- サービス・マーケティングの7P Service marketing7P
- ショウルーミング Webルーミング showrooming
- ソーシャルグラフ social graph
- ソーシャルリスニング・傾聴 Social Listening
- ソーシャル戦略 Social Platform Strategy
- ダイレクト・マーケティング Direct Marketing
- トリプルメディア Triple Media
- ネイティブ広告 Native advertising
- ハルシネーション ハルシネイション Hallucination
- ハワード=シェス・モデル Howard & Sheth model
- バートルテスト Bartle Test
- プログラマティック・バイイング programmatic buying
- プロダクト・プレイスメント Product Placement
- ペルソナ(persona)
- ホリスティック・マーケティング Holistic Marketing
- マズローの欲求5段階説
- マーケットシェア&マインドシェア ポジショニング戦略 positioning strategy
- マーケティングとは What is Marketing?
- マーケティングの本質とは Essence of Marketing
- マーケティングの起源 Origin of marketing
- マーケティング戦略策定プロセスの全体像 Marketing Strategy
- マーケティング戦略4P(マーケティング・ミックスMM) Product Price Place Promotion
- ラテラル・マーケティング Lateral Marketing
- リスティング広告 検索エンジン連動型広告 PPC広告 Paid Listing
- 多変量解析 multivariate statistics
- 定量分析手法多変量解析ROSRMS
- 期待不確認モデル expectation disconfirmation model
- 炎上マーケティング flaming marketing
- 経験価値マーケティング Experiential Marketing
- 行動ターゲティング広告とリターゲティング BTA behavioral targeting advertising,retargeting advertising
- 製品ライフサイクル Product life cycle
- 顧客生涯価値(ライフタイムバリュー)LTV(Life time Value)
- DAGMAR理論 DAGMAR Theory
- SERVQUAL(サーブクオル)モデル
- BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)
- DellのBTO Build To Order
- EVA Economic Value Added
- MECE(ミッシー)
- PDCA &BSC&OODA
- PEST分析 ペスト分析
- SDGsとは?
- SMART Specific、Measurable、Achievable、Related、Time-bound
- SWOT分析とクロスSWOT分析
- VRIO分析
- ★BCGのアドバンテージマトリックス Boston Consulting Group's Advantage Matrix
- ★マッキンゼーの7Sフレームワーク McKinsey 7S framework
- 「帰納法」Inductive Approachと「演繹法」Deductive Approach
- 【コア・コンピタンス】とは 模倣可能性・移転可能性・代替可能性・希少性・耐久性
- アンゾフの製品市場マトリクス(マトリックス)成長ベクトルProduct-Market Growth Matrix
- イノベーター理論とキャズム Innovation Theory & Chasm
- エフェクチュエーション(effectuation)&コーゼーション(causation)
- コーペティション経営 Co-opetition Strategy
- サンクコスト(埋没費用)バイアス
- シナリオプランニング Scenario planning
- タイムベース競争戦略 time-based competition
- デコンストラクション deconstruction
- デザイン思考 design thinking
- デジタル・フォレンジック Digital forensics
- デジュリスタンダード&デファクトスタンダード 2つの標準化(対義語) 具体例
- ネット・プロモーター経営(NPS)Net Promoter Score
- ハインリッヒの法則 Heinrich's law
- ピラミッドストラクチャー(構造化)
- フリー戦略
- フレームワークとは Framework
- ブルー・オーシャン戦略 Blue Ocean Strategy
- ポーターのCSV Creating Shared Value
- ポーターのバリューチェーン(価値連鎖)分析
- ポーターのファイブフォース分析 Porter five forces analysis
- ポーターの3つの基本戦略 Porter’s three generic strategies~ lower cost, differentiated focus
- ランチェスター戦略 弱者の戦略
- リバース・イノベーション Reverse Innovation
- 仮説思考 hypothesis thinking
- 全社戦略・事業戦略・機能別戦略 Corporate Strategy Business Strategy Functional Strategy
- 新商品や新サービスを作り出す15の発想法
- 暗黙知と形式知(SECIモデル)
- 破壊的イノベーション Disruptive innovation
- 魚は頭から腐る
- 3C分析(Customer, Competitor,Company )