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日本円の価値が暴落しています 1ドル75円くらいだったのが今では1ドル150円近辺です
日本がどんどん貧しい国になっていますがそもそもお金とは何なのか?役割や種類、歴史をわからないとお金がないこともお金を増やすことも貯まる趣味も借りることも理解できないでしょう。この記事では3万部を突破したイラストでわかりやくお金について書いた拙著「お金の基本ゆる図鑑」(宝島社)から一部をご紹介します!
お金は大切な3つの役割を持っている
お金には3つの役割があります。
1番目は「交換」の役割です。お金の起源は「物々交換」の仲立ちでした。「買う」というのは「交換」のことです。お金はモノと交換できる機能を持っています。
2番目は「ものの価値の尺度」の役割。世の中で売られているものやサービスにはすべて値段がついています。1カン100円のお寿司と1000円のお寿司とでは、1000円のほうがいいお寿司だと感じるでしょう。お金があることでモノの価値を数値化でき、どちらが高いか安いかがわかります。このようにお金には、ものの価値を決める物差しとしての役割があります。
3番目は、「価値を貯める」役割です。食べ物などは腐ってしまえば価値が下がってしまいますが、お金にしておけば、価値を貯めておくことができます。ただ、お金の価値は「信用」がないと成り立ちません。信用がなくなれば、お金の価値が暴落することもあります。
お金の役割は世の中を回る血液のよう お金は社会の血液
お金は「社会の血液」といわれています。お金は「家計」「企業」「政府」という社会の3者の間を行ったり来たりして流れています。この「家計」「企業」「政府」が、世の中のお金の流れをつくる原動力になっています。
家計(個人)は働いて得た収入で家計をやりくりし、買い物をします。
企業は、家計で消費されるものやサービスを生産・提供しています。
また家計は多くの場合、収入を得るために企業に労働を提供し、企業は賃金を支払います。
家計と企業は、政府(国や地方公共団体)に税金を払うことで、公共サービスを提供されています。このようなお金の流れで、社会の活動が成り立っているのです。
「景気がいい・悪い」とは
「景気がいい・悪い」とよくいいますが、景気とは、お金の流れを指しています。
景気(お金の流れ)がいいと、給料が上がって買い物をたくさんします。すると、政府にも税収も増えて国全体が潤って経済全体が元気になります。
逆に景気が悪くなると、ものが売れなくなり、給料も下がって、国の税収も減り、経済に元気がなくなります。
景気は、よくなったり悪くなったりと、上下を繰り返しています。
お金の価値は、一定ではなく変化している
モノの値段は、多くの人がそのモノをいくらなら買うか、需給が一致するところで決まっていきます。
モノの量(供給)より欲しい人(需要)が多いと、モノの値段は上がります。値段が上がっていくことをインフレーション(インフレ)といいます。
インフレには、よいインフレと悪いインフレがあります。
景気がよくて2%のインフレになり、給料は3%アップ。これはよいインフレです。
一方、インフレなのに給料はそのまま。これは悪いインフレです。
まさにアベノミクスの失敗による今の日本はこの状態だと言えます。さらに景気が悪いのにインフレというスタグフレーションやハイパーインフレーションの恐れも出てきています。日本円の価値が大きく下落しています。
逆に、モノの量(供給)が欲しい人(需要)よりずっと多いと、値段が下がります。
社会全体で値下がりが続くことをデフレーション(デフレ)といいます。
インフレやデフレが起こると、生活に大きな影響が出ます。モノの値段は一定ではありませんし、モノと交換するお金の価値は変化するものなのです。
さらに詳しくは、3万部を突破したイラストでわかりやくお金について書いた拙著「お金の基本ゆる図鑑」(宝島社)をご覧ください!
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