実際に仮説を立てるには「帰納法」と「演繹法」の2つの方法があります。英語ではInductive ApproachとDeductive Approachと言います。
帰納法とは、いくつかの事実や情報を基に、そこから考えられる仮説を構築する方法です。初心者にはこちらがおすすめです。Aという事実、Bという事実、Cという事実があったらおそらくそれはDという仮説になるだろう、と導く方法です。
演繹法とは、まず大きな前提や法則を見出してそこから小前提を導きます。AだからBである。BだからCであるというように仮説を導き出す方法ですので、上級者向けといえます。
情報収集前に仮説を構築しないと、限られた時間内での問題解決や戦略策定が出来なくなる危険がありますので十分に注意してください。
(参照 カール教授シリーズ 「経営戦略」(朝日新聞出版))
カール教授のビジネス集中講義(1)経営戦略